2009年1月 6日

「木の家」の外観

2009/01/06 

あけましておめでとうございます。
今年も昨年同様無印良品の家岡山店をご愛顧下さいますよう宜しくお願い申し上げます。
ブログ担当の山本ですが、今年も一人でも多くの方々にお読み頂けるよう、精いっぱい作成して行きたいと思っています。

さて、今回は無印良品の家「木の家」の外観について考えてみたいと思います。
…そうです。みなさんご存じのシルバー色の四角い外観です。(ご希望でシルバー色以外も出来ます。)

090106_1.jpg

まず、「木の家」の外観をご覧頂いた方のご感想は、私の印象では、好き嫌いがはっきり二手に分かれます。

「かっこいい!」「オシャレ!」「シンプルなところが良い」などが好意的ご意見と、
「屋根が無いと家じゃない!」「安っぽい」「倉庫みたい…」などが否定的なご意見です。

しかし正直、今までご来場頂いた方のご意見を振り返ると、内装はお褒めの言葉を頂くことがとても多いのですが、外観は否定的なご意見が多いように感じます。

これはやはり、日本の家は気候的な特徴から、屋根の文化が発達した経緯があり、特に住居は勾配のある屋根が無いと「らしくない」と見られる傾向が強いようです。

私も、初めて「木の家」を見た時の印象は、内部は新しさの中に落ち着きがあって好印象でしたが、外観については従来の住居と比べると奇抜な感じがして、若い方にしか支持されないのでは?と思いました。
特に岡山では瓦屋根にこだわりをお持ちの方が多いように思いますので、否定的なご意見を頂くことは、仕方ないのかな…とも思います。

無印良品の家では「木の家」の外観についてネット上で、

…外から眺めた「木の家」は、シルバーの箱のような印象。主張しすぎず、すっきりした美しさを持つ「箱」は街中でも、住宅街でも、緑の中でも、景観にすっとなじみます。シンプルなかたちは、数戸並べて建てた場合に、無駄なく土地を利用することができるという利点ももっています。…

と説明しています。

また、「木の家」の基となった「箱の家」の設計士であり、東京大学の建築学専攻教授でもいらっしゃる難波和彦先生は、「箱の家」のコンセプトの中で、

箱の家…都市型住宅としての最低限の性能を最小限の物質によって達成することを目指した。それは必然的にデザインの「標準化」をもたらした。…

と説明されています。

090106_2.jpg
そうなんです!
私は毎日「木の家」を見て、触って、感じて、理由(ワケ)理解する内に、この外観も悪くないと思えるようになってきました。
その形が出来た理由(ワケ)をじっくりと時間をかけて知る内に、「これでいい」と思うようになってくるのです。

ぜひ皆さんも、展示場へ何度も足を運んで頂き、じっくり見て、説明もお聞き頂き、その理由(ワケ)をお知り下さい。そうしたら、必ず「これでいい」と思って頂けるはずです。

2008年12月23日

研修ばんざい!

2008/12/23 

こんにちは。岡山店の山本です。

今年も残すところあとわずかとなりました。
毎週月曜日にブログを更新していますので、今年は今回が最後のブログとなります。

今年は大変ありがとうございました。
このブログを見て頂いた方、モデルハウスにお越し頂いた方、イベントにご参加頂いた方「本当に多くの方に感謝致します。」
来年も無印良品の家岡山店の社員一同、皆様のお役に立つ様頑張って行きますので、ご支援のほど宜しくお願い申し上げます。

ご挨拶はこのくらいにさせて頂き、今回は、先月私が研修で東京へ行かせて頂く機会がありましたので、その時のことをお伝えしたいと思います。

研修は3日間、朝から夕方まで、講師の先生とマンツーマンの状態で受けさせて頂きました。
大変勉強になりましたし、今後もより自信を持って無印良品の家を皆様にお勧めすることが出来るという強い思いを得ることが出来きました。

ところで、この東京で特に印象に残った出来事がありました。
それは、研修の2日目でした。
研修を受けた場所は株式会社良品計画本社ビルからすぐ近くのビルでしたので、お昼の休憩時間に覗いてみようと思い、一人でふらふらと本社へ行ってみました。
すると、なんと!
1階の展示スペースに置いてあるではありませんか!
皆さんもご存じかと思いますが、無印良品の家「窓の家」が2008年度グッドデザイン金賞を先だって頂いたことは…
その記念のトロフィーと経済産業大臣名の賞状が展示してあるではありませんか!
…私は思わず興奮してしまいました。
その時撮った写真がこれです。

081223_1.jpg

081223_2.jpg

私自身展示してあることは全く知りませんでしたし、ふらふらと寄ったことで、グッドデザイン金賞の賞状とトロフィーを拝見させて頂けたことは本当にラッキーでした。
(研修ばんざい!)

本年度のグッドデザイン賞は3000件を超える審査対象の中から1067件が受賞しましたが、グッドデザイン賞の金賞は、さらにその中から、独創性、造形的な完成度、将来へ向けた提案性、などで高い評価を受けた「ベスト15」が受賞する賞なのです。
無印良品の家「窓の家」はさらに大賞候補の7点の中の1つとしても選出されました。
結果は惜しくも金賞止まりでしたが、「おみごと!」の一言です。
皆さんにもぜひお披露目したいと思い掲載させて頂きました。
…ごゆっくりご覧ください…

最後に、研修最終日の朝、研修に遅刻しないように日が昇る前には出発して、電車に乗って皇居まで行きました。
朝1番に撮った写真です。

081223_3.jpg
お城好きの私が、ぜひ見たいと思った、皇居正門石橋と伏見櫓です!
年が変わると1月2日にはたくさんの方がここから入門して天皇陛下をはじめとする皇族の方との新年一般参賀が行われると思います。

今年の終わりに、一足早く皆様に写真でお届け致しました。

2008年12月15日

構造現場見学会

2008/12/15 

こんにちは、岡山店の山本です。

今回は、以前から皆様に事前にお伝えさせて頂いていましたが、倉敷市玉島の「木の家」の現場で、当初の予定通り先週末に開催させて頂いた『構造現場見学会』のご報告をさせて頂きたいと思います。
(写真)会場内部です。 

081215.jpg
天候については、大きな崩れは無かったのですが…、初日はなんと!朝は雪が舞い…、2日目も朝から霜が降りて気温は氷点下と…
天候とはうらはらに“寒さ”の本当に厳しい2日間でした。
それにもかかわらず、ご来場頂いたお客様には“感謝々”です。
「本当に、ありがとうございました!」

見学頂いた後「基礎は厚みもあってべた基礎なので、今まで見た家と比べとても丈夫そう!」や「SE金物は想像以上に大きくて地震にも十分耐えれそう!」などお褒めの言葉もたくさん頂き、無印良品の家の構造の良いところをご理解頂けたものと確信致しました。

こちらのお宅は完成後にも『完成見学会』を開催させて頂く予定です。
その時にも皆様のご来場を心よりお待ちしております。

2008年12月 8日

くみたて工事

2008/12/08 

こんにちは、岡山店の山本です。

12月に入り、今年も早ひと月弱になってしまいました!
毎年、年齢を重ねるにつれ1年という時が経つのがどんどん早くなっていくように感じてしまうのは、私だけなんでしょうか?…
私にとっては、少々しんみりと心切ない季節です…

みなさまはいかがですか?
クリスマスやお正月、忘年会に新年会と、今から手帳の予定欄がぎ〜っしりで、忙しさ半分楽しみ半分でしんみり想いにふけるような暇は無い方が多いのでしょうね!
うらやましい限りです…

前置きはこのぐらいにして、今回は工事中の現場(倉敷市玉島)の現状報告をさせて頂きます。
実は今週末こちらの現場で「構造現場見学会」を開催させて頂きましたが、その詳しい報告は次回にさせて頂こうと考えています。

081208_1.jpg
上の写真はくみたて工事(棟上げ工事)の直前の現場写真です。

一般的に基礎工事完了時までは、想像していたよりも面積が小さく感じるお施主様が多いのですが、足場が立ち、実際の建物の構造が立ち上がっていくにつれ大きさは想像通り、もしくはそれ以上に感じて頂くものです。
(平面的か立体的か、で感じ方はかなり違うようです。)

081208_2.jpg
次の写真では、くみたて工事がいよいよ始まりました。
集成材の柱と梁が金物で接合され、建物の形がだんだん出来上がって行きます。
そして、柱に取り付けられたSE金物が良くご覧頂けます。

このSE金物と集成材を使用したSE構法の最大の利点は、木造住宅では不可能な構造計算を可能にしているという点です。
(構造計算とは、建物が7つのチェックポイント《自重・風・地震・変形・ねじれ・振動・接合部に加わる力》に対して耐える力を科学的数値で表す計算です。)
SE構法はおまけに在来木造に比べ強度もあるので、柱の本数や壁の量を少なくしても大丈夫です。だから、広〜い空間を創ることが出来ます。

081208_3.jpg
さて、とうとうくみたて工事も完了です!

次回はこちらの現場での『構造現場見学会』のご報告をさせて頂きます。

2008年12月 1日

「200年住宅事業」への取り組みについて

2008/12/01 

こんにちは、岡山店の山本です。

今回は、無印良品の家が現在行っている「200年住宅事業」への取り組みについて考えてみたいと思います。

まず、現在までの「200年住宅(超長期モデル事業)」に対する流れを整理すると、
●平成14年と平成16年の2度にわたり自由民主党政務調査会住宅土地調査会は「100年住宅の実現・普及」についての提言を行いました。
●平成18年6月同調査会がまとめた緊急提言により、住生活基本法の制定が行われました。そしてそれ以前の住宅建設計画法のもとでの「量」の政策から「質」の政策への抜本的な転換が図られました。
●平成19年5月、先の内閣総理大臣福田康夫氏が同調査会の会長として「200年住宅のビジョン「より長く大事に、より豊かに、より優しく−住宅改革・ゆとりある住生活をめざして」が発表され、200年住宅の理念と12の政策提言が示されました。
●国は普及活動のため、「超長期住宅先導的モデル事業」の公募を行い、優れた提案には補助金を出すと発表しました。
●NCNを中心に無印良品の家で、すでに採用している各メーカーが連合として上記のモデル事業に応募し見事に採用されることになりました。(応募507件中採択は24のプロジェクトの1つとして)
●現在無印良品の家では、今年度分(開始初年度分)の補助金申請が可能なので、対象物件数件の手続きが進行中です。
となります。

実際、特別な申請費や若干の仕様アップはありますので、通常よりも建築コストは多少かかりますが、補助金として国から200万円(ただし、建築請負額×10%が上限)支給されますし、建物の耐久性が国からのある意味“お墨付き”なので、お施主様にとってはとてもお得です。
来期以降については現時点では国会を未通過のため未定ですが、社会全体の流れからは継続して行われるものと思います。

そもそも何故「200年住宅事業」なるものが取り上げられ、国の政策の1つとして進められることになったのか?
その理由を紐解いていくと、ことの始まりとして、戦争での敗戦が大きな原因の1つのようです。
日本は第2次世界大戦(太平洋戦争)を境に住まい創りに対する考え方がそれまでと全く変わってしまったのです。
それまでの日本の家は厳しい気象条件の中でも、耐久性についても重要視して住宅を建築していました。
その証拠に今でも100年を超えても十分に住まうことの出来る家が、戦争被害の比較的少なかった農村などにはよく残っています。

081201_1.jpg

 しかし、戦争により多数の町や村が焼け野原となったため、戦後は住宅不足をいかに早期に解消するのか?ということが国の最重要課題になったようです。
このことにより、「住宅の大量生産、大量販売の技術を駆使して全国に住宅を建てていけば、国民は幸福になる」という考えが基本として出来上がっていったのです。
それにより昭和35年(1955年)住宅公団が出来て団地を次々に建て、その後、建設省(現国土交通省)と通産省(現経済産業省)がハウス55計画(低価格の高性能住宅供給開発プロジェクト)を推進し、(1976年〜1980年)大手住宅のメーカーが出現してしのぎを削って住居数を増やしていきました。
もっとも、住居数が増えたことはよかったのですが、ここで言う高性能とは「施工の省力化などによる工期の短縮」と「住宅設備機器の進歩」のことなどであって、耐久性については二の次にされてしまったので、日本の家の寿命はこれらが原因で短くなってしまったのです。
現在日本の家の建て替え周期は平均30年、諸外国と比べてもイギリスの141年、アメリカの96年、フランスの86年、ドイツの79年などに比べ極端に短くなっています。

戦後の高度経済成長から現代はバブル経済が崩壊し、少子高齢化の進展、地球の環境問題と時代は様変わりし、以前の作っては壊す「フロー消費型社会」ではなく良いものを作って手入れして長く使う「ストック型社会」への転換が社会全体で叫ばれはじめました。
以上のことから、住宅に於いては「量」が重視ではなく「耐久性」、「質」、「快適性」、「健康」などを重視して、個人だけでなく社会全体の資産として承継していく考え方へ転換していこうという動きから「200年住宅事業」への取り組みが生まれました。

無印良品の家のコンセプトは「永く使える、変えられる」です。

081201_2.jpg(収納も間取りも自由に変えられます。)

 上記のコンセプトから「200年住宅事業」と合致するところが多く、今後も会社として普及に努めるとしています。
しかし、本当に200年も住める住宅が出来るのでしょうか?
ここで考えてみましょう。
理論的には、2つの耐用年数が200年に達すればOKです。
その2つとは物理的耐用年数と機能的耐用年数です。
物理的耐用年数とは、建物そのものの耐久性です。
機能的耐用年数とは、住い手の暮らし方に合った間取りの耐用年数です。

上記の疑問に対する回答はまた次の機会にご説明させて頂きますが、以上のことからも無印良品の家は時代に即した建物だと思います。
是非、何度でも展示場や建築現場へご来場頂き、ご確認ください。
ご希望の方には、お会いした時に直接ご説明させて頂きます。 

2008年11月24日

見学ポイント

2008/11/24 

こんにちは、岡山店の山本です。
以前からご紹介しています、倉敷市玉島の現場でいよいよ棟上げ工事が行われます。
現在まで特別な問題も無く順調に工事は進んでいますので、棟上げ工事も天候などに左右されることなく、無事完了することを願う今日この頃です。

081124_1.jpg現在の現場状況です。(基礎工事完了)

さて、こちらの現場でお施主様のご厚意により「構造現場見学会」の開催を近々予定しています。
ぜひたくさんの方々のご来場をお待ちしています…
と言いたいのですが、正直「構造現場見学会」は見た目の面白さはありません。
完成している建物であれば“見栄え”のする部分もたくさんあり、ご家族皆様が楽しくご見学頂けますが、逆に時期も12月なので外は寒いですし、雨でも降ったら最悪です。
家の外観や内装や設備など、完成した後の“見た目”にしか興味が無い方は間違っても来ないでください。
気分が悪くなるだけです。(もちろん、無印良品の家がお好きな方はそんなことはありませんが。)

それでは、何のために構造現場見学会を行うのでしょう?
それは確認をして頂きたい部分があるからです。もちろん興味がある方に…
お客さまにとっては、何の利益があるのでしょう?
それは後悔しないように、見えなくなる前に確認が出来ることです。
通常お客様は、業者が「良い、良い」と言えば、よほど毛嫌いでもしていなければ、わからないので信じます。
しかし、その「良い、良い」がどの程度のものなのか?実物でしか判断できません。
その判断材料を探しにご来場頂ければ、「行った甲斐がある」となります。

しかし、どこを見て判断材料とするのか?
今回は、それを簡単に記しますので、興味がある方は参考にしてご来場下さい。

【構造現場見学会の見学ポイント】
・基礎
工法…基礎の工法もいろいろです。確認してなぜその工法なのか理由を確認
寸法…基礎巾などの寸法を確認(一般的に大きなものがより丈夫)
   かぶり厚(鉄筋からコンクリート外面までの寸法)公庫の規定は7cm以上
状況…不具合を確認して(隙間、多量の気泡、クラック、継ぎ目の段差等)施工能力を判断

・構造体
工法…工法の確認。これも理由を確認
寸法…柱や梁の巾、床や壁の厚み(同じ材質で長さも同じ場合は断面積に強度は比例します。)
   例:3寸角柱と4寸角柱は1寸の違いで強度は約1.8倍違います。(3×3=9、4×4=16)
材質…木造であれば、樹種、無垢か集成か、またその使用の理由
   鉄骨であれば、形状、厚み、塗装の種類と厚み
   コンクリートであれば、水とセメントと骨材の比率、かぶり厚(公庫の規定は5cm以上)
接合部…接合方法の確認と強度の確認

・断熱
工法…工法の確認。その理由の確認
施工…状態を確認(断熱材の隙間、欠損の可能性の有無、断熱材の施工方法)
材質…断熱材の種類、厚み
結露対策…方法と手段を確認

・屋根
断熱…工法の確認と理由の確認
材質…屋根下地材の種類と防水の材料を確認
接合部…接合方法の確認と強度の確認(梁と垂木を接合するハリケーンタイや羽子板ボルトなどのピッチなど確認)

081124_2.jpg他の現場の2階の様子です。

最後に構造見学会の会場で一番重要で最も確認して頂きたい項目は現場の雰囲気です。
見学会では一般的に飾り付けなどの設営は行われていますが、「整理・整頓・清掃」まで出来ているかはわかりません。日ごろから出来ている現場は雰囲気で何となく感じます。

住まい創りに対する会社の考え方や、現場での管理能力、職人さんの施工能力は全てこの現場の雰囲気である程度わかるものです。
これは、建築の現場全てに言えると思いますが、清潔で何処となく整然とした雰囲気がする現場では優れた建物が出来あがりますし、そうでなければそうでない建物が出来あがるものです。
建築工事中の現場へは1番の目的として、この雰囲気を確かめるため行って下さい。
皆さんが受けた雰囲気は、まず大きな間違いありません。

住まいが完成してからでは分かり難いことを構造現場見学会に来て、見て、感じて参考にしましょう。
今回の見学会へ参加希望の方はこちらをご覧ください

それでは、建築の構造に興味がある方、そして無印良品の家がお好きな方のご来場をお待ちしております。

2008年11月17日

断熱について パート6

2008/11/17 

こんにちは、岡山店の山本です。

先日、休日を利用して滋賀県の彦根まで一人旅しました。(日帰りです。…)
以前から行ってみたいと思っていた彦根城の見学と近々オープンされる無印良品の家彦根店の「窓の家」を見てきました。(まだ完成の前でしたが)

同じ無印良品の家でも岡山店は「木の家」なので、外観の雰囲気はまた違った個性を発しているところはとてもインパクトを感じました。
ガラス越しに内部も拝見した感想は、「白」の内装が「木の家」以上に映えて、その中の四角のピクチャー窓がアクセントになって一見非現実的な空間の印象でした。
彦根店の皆さん!オープン後はぜひ頑張ってください。

081117_1.jpgさて今回ブログのテーマは断熱について(パート6)
(何度もしつこくてすみません。)
「日本における断熱施工の重要性」について考えてみたいと思います。
そもそも、なぜ日本では建物の耐久性を重視すると、断熱施工に特に注意を払わないといけないのか?
…これは日本の気候が関係しています。

一般的に空気は暖かい方から冷たい方へ流れます。
このことは、みなさんご存じだと思います。
それでは壁や屋根など外周部に隙間(断熱欠損部)がある建物の場合、季節によって空気はどのように流れるのでしょう?

それは、夏は室外の温かい空気が建物の隙間(断熱欠損部等)から室内へ入ろうとし、一方冬は逆に室内の暖かい空気が同じく隙間から室外へ出て行こうとするのです。
このことは四季のある国では、日本でも諸外国でも同じです。

重要なポイントは、日本の気候は夏が高温多湿、冬は低温低湿のため、壁などの隙間(断熱欠損部など)を通過する暖かい空気は1年を通して一方よりも湿度が高い空気だということなのです。

これは、四方を海に囲まれた島国で、大陸の影響などもあって欧米と比べ約3倍もの降水量があり、夏の亜熱帯気候から冬の亜寒帯気候までの幅の広い四季が存在するという、他には類を見ない日本特有の気候がもたらしているのです。
このことにより、日本に於いて断熱施工が不完全な住まいは、壁体内結露が発生→構造材が腐食(劣化)→建物の耐久性が低下と繋がってしまうのです。

一方諸外国では、夏は乾燥し逆に冬は多湿の国が多いため、壁などを通過しようとする暖かい空気は比較的乾燥した空気です。
そのため、断熱施工の良し悪しが耐久性に重大な影響を与えるということは、日本ほど多くありません。

昔の日本では、現在のような優れた断熱材がありませんでした。
しかし耐久性を重視した時代の日本では、この特異な気候でどのような住まい創りを行ってきたのでしょう?

まず、昔の住まいの断熱材は「藁(わら)」「茅(かや)」「糠(ぬか)がら」などで、土に混ぜたり、屋根にそのまま葺いたりして使用していました。
特に、夏の日射の厳しい日本では、昔から屋根の断熱は重要視されてきたので、住居は「藁葺き屋根」や「茅葺き屋根」が当たり前でした。

壁は?と言うと、竹で小舞を組んで土壁造りです。
これは、湿度を調整することを最優先させた結果の施工法です。
実際に土壁の性能は、吸放湿性に優れ蓄熱性もありますが、断熱性は期待できる素材ではありません。

その証拠として、現在の断熱材と熱伝導率を比べると

・土壁=0.69W/mk
・グラスウール24K=0.038W/mk(土壁の18分の1)
・硬質ウレタンフォーム=0.023W/mk(土壁の30分の1)

となるため、無印良品の家の壁に使用している3cmの厚みの断熱材(硬質ウレタンフォーム)と同じ断熱性能を土壁で出そうと思えば、ナント!約90cmの厚みが必要となるのです。
しかし、調湿を重視することで、エアコンや扇風機やオイル、セラミックなどのファンヒーターが無い時代、高温多湿の夏や低温低湿の冬をいかに快適に暮らすのか…
そしていかに建物を長持ちさせるのか…
その点については素晴らしいと思います。
先人達が作り上げた「日本の住まい」には、只々頭が下がります。 

081117_2.jpg
土壁創りは現在、施工に「時間」「手間」「技術」そして「良い材料」が必要なため、結果的に費用がかかるなどの理由で、あまり見られなくなりました。

そして、優れた断熱材と冷暖房器具の登場により、新築した当初は快適な住まいを造ることは比較的簡単にできるようになりました。
しかし、今後は長きにわたって快適な住まいを創っていかなければいけません。
そのためには、断熱施工の精度がいかに重要か!

もちろん、壁体内の水蒸気をどう処理するのか?(壁体内通気工法など)も合わせて重要ですが…
それらのことを「よく理解した業者」を選ぶことは、今後の住まい創りに最も大切なことです。

その理解度を、無印良品の家のモデルハウスや工事中の現場で是非1度お確かめ下さい。
近々構造現場見学会の開催も予定していますので、皆様のご来場をお待ちしています。

2008年11月10日

緊張の現場

2008/11/10 

こんにちは、岡山店の山本です。
日に日に寒さも増し、本格的な冬の訪れもいよいよ感じる季節になってきました。
比較的温暖な気候で知られる、我が岡山でも本日も本当に気温の低さを実感する朝となっています。
本日の予報では最高気温も15℃と、あまり上がる予定は無さそうです。

この状態では、油断をすると風邪でも引いてしまいそうですが、外断熱工法の無印良品の家にとっては、逆に力を十分に発揮できる季節がやってきた!と、一人ほくそ笑む今日この頃です。

ところで、以前のブログで地鎮祭の紹介させて頂いた倉敷市玉島の現場の状況が現在どうなっているのか?
今回はその近況報告をさせて頂きます。

081110_1.jpg
現在は写真のように、基礎工事中です。
砕石を敷き、捨てコンを打ち、防湿シートを隙間なく敷き詰めた後、基礎の骨組みとなる鉄筋を使用しての配筋工事が丁度完了したところです。

ところで、無印良品の基礎は「鉄筋コンクリートべた基礎」になるので、建物の建つ敷地一面に鉄筋が組まれてあるのが、ご覧頂けると思います。

このべた基礎の特徴は建物の床下全体が広い面となって支えるので、建物の重さを分散させることが出来ます。
そのため、地盤が軟らかい場所でも建物が傾きにくい基礎です。
また、外断熱工法の無印良品の家は、通常のように基礎に換気口を設けることは無く、断熱工事を施して外気の影響を遮るため、地面からの湿気の対策にも効果のある「べた基礎」を採用しています。

基礎は建物を支える非常に重要な部分です。
無印良品の家の基礎についてはその他にも、通常より鉄筋の数も多くし、配置の寸法も細かく定めています。
また、出来上がりの巾なども広い基礎を採用していますので、とても安心して頂けます。

さて、現場の状況からこの後アンカーボルトの設置が完了するといよいよコンクリートの打設です。
しかし…
その前に、とても大切なことがあるのです。
そうです。
外部機関による検査です。

081110_2.jpg

このたび、住宅瑕疵担保履行法に基づき、今年の10月から従来の瑕疵保証制度から瑕疵担保責任保険へ切り替えとなりました。
工事途中の検査も、従来の4回から2回(基礎の配筋検査、構造体の検査)に変わりましたが、基礎の配筋工事完了時点は建物の耐久性や耐震性などの面から重要な部分なので、以前と同じく必ず検査があります。

ちなみに、無印良品の家では今回より規定から外れた他の2回の検査(防水工事完了時、建築工事完了時)も外部の検査機関に現場施工状況の把握を必ず受けることとしています。

081110_3.jpg
本日は外部検査機関の方が検査を行っているところです。
黙々と真剣な顔で、各項目をチェックされています。
現場に緊張が走ります。
遠巻きに拝見しながら、しばし…

検査の合格を祈っています…

今後こちらの現場で、[構造現場見学会]を開催させて頂くお許しをお施主様から頂いています。
開催日程が決定次第、皆様に告知致しますので、たくさんの方々のご来場をお待ちしております。

2008年11月 3日

お勧めのイベント

2008/11/03 

こんにちわ、岡山店の山本です。

今回は、私が特にお勧めしたい無印良品の家のイベントをご紹介致します。
このイベントは、もう既にご参加を頂いた方や、参加したことは無いが、ホームページやチラシなどをご覧頂きご存じの方もたくさんいらっしゃると思います。
また、無印良品の家でも全店モデルルームを併設している状況から、条件的にも最適なイベントと考えて今までも幾度か開催していますので、当社ではポピュラーなイベント中の1つです。  

今回特に私がお勧めするイベントとは?
それは「体験@無印良品の家」です。

土日の夕方18:00〜20:00までの2時間の間、お申し込み頂いたお客様のご家族皆様に、モデルルームをお貸しして自由にお使い頂くというイベントです。
岡山店ではさらに隣にカフェがあるので、ご参加頂いた人数分の「パスタセット」をサービスでご提供させて頂いたりしますので、お食事をしながらゆったりとした時間をお過ごし頂けます。

081103_1.jpg
次にお勧めの理由をご説明致します。
無印良品の家では、他にもイベントは開催していますが、「体験@無印良品の家」へのご参加は、お住まい創りのご計画を始められる方は、初期の段階にぜひご参加頂きたいと思うのです。
それは、ご参加頂いた結果、もし“お気に召されない”のであれば、無印良品の家は検討の対象から、その時点で外されても良いと思うのです。
それくらい、ご計画当初には大変参考になるイベントだと思います。

具体的な理由は以下の通りです。

1. 貸切りなので、気兼ねなくゆっくりと無印良品の家をご覧頂ける。
2. モデルルームへ設置している無印良品の家具や設備も隅々まで見て触って頂ける。
3. 展示してある資料やカタログを自由にお読み頂ける。
4. お昼にご覧頂くよりも、照明の種類や設置場所により発生するあかりの効果をご体感頂ける。
5. 岡山店は交通量の多い道路に面しているため、高い遮音性をご体感頂ける。
6. 玄関や窓を閉め切るので、室内の音の反響具合もご体感頂ける。
7. 部屋ごとにしばらく鎮座して頂くと、快適性(無風、無放熱)をご体感頂ける。
8. おいしいパスタセットが無料で食べられる。

など、たくさんありますが、何と言っても1番のお勧めは、ご家族様だけで、ご体感して頂けますので(他人不在の空間で)本当の意味での快適感を感じて頂けることです。

住まいとは、普段は家族だけの生活の場です。
それだけに、住まい創りのご検討段階において、選択候補の住宅にご家族様だけで、同じ空間を約2時間体感できるケースはとても貴重で、他ではほとんど体感できません。
「体験@無印良品の家」のイベントは、家族様だけの緊張感のない穏やかな空間で、じっくりと快適感を感じてご判断をして頂ける、貴重で重要な場です。

081103_2.jpg
岡山店では、ナントご好評により11月も引き続き「体験@無印良品の家」を開催することになりました。
是非、お住まい創りをご計画の方は、お気軽にご参加ください。
(ただし1日1家族のご参加を基本と致しますので、多数の場合は先着順とさせて頂いています。)
尚、参加お申し込みはこちら(岡山店イベント一覧)をご覧ください。

それではたくさんの方々のご来店をお待ちしています。

2008年10月28日

断熱について パート5

2008/10/28 

こんにちは、岡山の山本です。
今回は断熱と快適性の関係について考えてみたいと思います。

まず快適性には良し悪しを左右する要素として、「体感温度」「音」「匂い」「明るさ」「振動」「色、形」等々いろいろあります。
その中でも、季節によって気温差のある日本では、「体感温度」は最も重要な要素です。
人によってのバラつきはあるとは思いますが、あるアンケート結果によると、「体感温度」(暑さ寒さ)に関して、快適性に大いに関係すると回答された方が全体の30%以上(男性の約28%、女性の約35%)あり、要素の中ではトップでした。

「体感温度」は
・気温=空気の温度
・湿度=空気中の水蒸気の量
・輻射=周りの物(壁、天井、床など)から電磁波によって伝わる熱
・気流=風
によって変化します。

081028_1.jpg

この中で最も断熱性と関係が深いのが輻射です。
輻射とは、(放射とも言います)2つの物体に温度差があった場合、お互いが電磁波を出し合い、ともに吸収することにより熱を運ぶ作用のことで、地球が太陽から熱を得ているのは輻射の1例です。

建物の断熱性が悪いと建物外周部を中心に構造材や内装材が外気に影響された温度になってしまい輻射を発生させる元になってしまい、夏や冬など室内と屋外の温度差がある季節には快適な住まいになりません。
以上より、断熱性に優れた住まいとは、輻射熱の影響の無い住まいだと言ってもいいくらいです。
ちなみに輻射の影響は気温とほぼ同等とされ、体感温度=気温+輻射÷2となります。

例として
・室内の気温26℃、輻射熱10℃の場合体感温度は18℃
・室内の気温26℃、輻射熱34℃の場合体感温度は30℃
となり、いかに室内の気温が同じでも輻射の影響で体感温度は全く異なってしまいます。
断熱性能が悪い住まいは、いくら冷暖房をフルに活用しても、効果は輻射熱の影響で激減してしまうのです。

次に湿度については、断熱に直接影響はされませんが、体感温度には重要な要素なので少しお伝えします。
空気中の水蒸気は熱(潜熱)を含んでいます。
そのため、一般的には湿度が高ければ体感温度は高く、湿度が低ければ同じように体感温度は低く感じます。
日本の夏は気温以上に暑く感じるのはこのためです。
また、ダニ・カビは空気中の水蒸気量が多い方が活発化し、湿度60%以上で発生・増殖し建物の耐久性を損ない、健康被害をもたらします。

しかし湿度が低すぎても、ウイルスなどは低温低湿を好み活動が活発化して風邪を流行らせます。
また、静電気が発生しやすい欠点もあるので、湿度は適切に調節するのが重要です。
そのような面からも、高気密高断熱住宅(無印良品の家)に於いて使用する冷暖房器具や調理器具は、余分な水蒸気を発生させてしまうような器具の使用はお勧めできません。

冷暖房器具では、エアコンやオイルヒーター、床暖房など、調理器具ではIHクッキングヒーターやハロゲンヒーターなど、いずれも水蒸気や燃焼ガスの発生が少ない器具のご使用をお勧めします。

ちなみに、最も快適で過ごしやすい湿度は45%〜60%と言われています。
一般的に夏は湿度が60%以上だと快適さは感じません。
また、冬だと30%以上あると暖かく感じやすいので、お部屋には気温と同じように湿度も把握できるように温湿度計の設置をお勧めします。

081028_2.jpg

最後に気流(風)についてですが、気流があれば涼しく感じます。
風速1mで体感温度は1℃下がるそうです。

しかし、気流があって快適なのは夏を中心とした暑い時期です。
逆に冬は気流が無い方が寒さを増長させません。
住まいの断熱性が悪いと1年中室内に気流が発生しています。
これは温度差によって、空気が移動するからです。

一方、断熱性が良い住まいは、家の隅々まで温度差が無いので気流はほとんど発生しません。
その代り気流がほしい時期には、気流を起こしてやればよいのです。(シーリングファン、扇風機、うちわなど)
最も、気流が無くても十分に高気密高断熱住宅(無印良品の家)は快適なのですが…

これから寒い冬が近づいてきますが、輻射熱の影響の少なく快適な無印良品の家を、ぜひ展示場へご来店頂きご体感下さい。
お待ちしています!

RSS