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2008/09/18 

皆様こんにちは。岡山店の山本です。
今月から「無印良品の家」にて活動をさせて頂いておりますので、よろしくお願い致します。

さて、暦の上では今は秋ですが、最近少しずつですが、季節の代わり目を肌で実感するようになってきました。
7月の初めから続いてきた、エアコンや扇風機を使用しないと夜も寝苦しいくらいの猛暑の夏も、ようやく終わりを告げようとしているように思います。
私は、とにかく暑がりなので、秋の訪れを非常に歓迎する今日この頃です。
もっとも、まだ安心はできませんが…

ところで、住まいに於いて夏の猛暑を遮ること、また冬の寒さを軽減させ快適な住環境を得る手段として最たるものは、断熱の工法をよく考えて住まいを創ることと言われています。
以前の岡山店のブログ(無印良品の家の特徴 その2)で断熱は外断熱工法を採用していることは、ご説明したと思いますが、今回から数回にわたり更にそのことを掘り下げてご説明したいと思います。

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(柱の外に貼ってあるグレー色の材料が当社の断熱材です。)

まず、最近はいろいろな媒体で住宅のセールスポイントとして「断熱性能が高い家」という言葉をよく目にします。
まるで住宅を販売するための売り文句としては使用するのが当たり前であるかのごとく紙面を賑わせています。
しかし、最近建築されている住宅は全て本当に断熱の面で優れているのでしょうか?

「断熱性能が高い」とは断熱材として使用する材料がどれくらい熱を伝えない(熱伝導率が低い)か、それとどれだけの厚みがあるかで決まります。逆にいえば外断熱工法であろうが内断熱工法であろうが断熱材の種類が同じで厚みも同じであれば、断熱材が入った壁の一部分の断熱性能はまったく同じなのです。

ちなみに熱伝導率だけ比べると一般的によく使用される断熱材のグラスウール24K は0.038W/mk 。
無印良品が使用している硬質ウレタンフォームは0.023W/mkであるため、グラスウールの厚みを倍にすればウレタンより断熱性能が高いとなるのです。 

しかし、本当に「断熱に優れた家とは」それだけでは決まりません。
断熱で大切なポイントは、

1. 目指す性能を持った材料選定。
2. 利点を生かし欠点を補う正しい施工法の選択。
3. 断熱の意味をよく理解した確かな施工技術。

以上の条件が備わって初めて「優れた断熱」となるのです。
そういった意味では、無印良品の家は優れた断熱であり優れた建物であると確信しております。
皆様も、ぜひモデルルームにご来店頂きご確認ください。

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今回は断熱についての導入の部分をご説明をさせて頂きましたが、次回は先ほどご説明した大切なポイントなどをより詳しくお伝えできればと思います。

2008/09/26 

岡山店の山本です。
今回は前回に引き続き断熱の件をお伝え致します。
特に今回は「無印良品の家」が何故、断熱材にウレタンフォームを選定し使用しているのか?
ということを考えたいと思います。

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まず断熱材と言っても種類は数多くありますが、大きく分けると3種類の素材に分かれます。
それが下記の通りです。

1、 自然系断熱材
2、 プラスッチク系断熱材
3、 鉱物系断熱材

自然系断熱材にはセルローズファイバーや炭化コルク、コットン・ウールなどがあります。
文字通り自然の中から生まれた断熱材で、人に地球にやさしいです。

長所は
・吸放湿性が高いため結露が起こり難い。
・環境負荷が少ない。

短所は
・高価である。

本当言えば、もっと安く外断熱の施工が出来ればぜひ使用したい材料です。
私自身は自然系断熱材の今後さらなる製品改良、価格の低下を期待している1人です。

次に鉱物系断熱材は現在日本で1番使用率の高いグラスウールやロックウールがあります。

長所は、
・低価格
・内断熱の場合は施工が簡単

短所は
・透湿抵抗は無いので結露は起こりやすい。
・形状変化による隙間により断熱欠損が起こる。
・外断熱の施工には不向き

一言でいえば、売り手側に利がある半面、住い手には不利な断熱材です。
安くて売りやすく、工事の手間はかからないが、住まいの性能や耐久性は年々落ちていく可能性が高い材料なのです。

最後に「無印良品の家」採用のウレタンフォームはプラスチック系の断熱材になります。
他にポリスチレンやフェノールフォームなどあります。

長所としては、
・透湿抵抗があるので結露が起こり難い。
・自然系断熱材と比べると安価
・形状変化による隙間が開きにくく気密が保ちやすい。
・板状のものは外断熱の施工に向いている。

短所としては、
・環境負荷が大きい

以上より、お客様ことを考え、「永く使える…」をコンセプトとしている「無印良品の家」では鉱物系断熱材は使用すべきでないということ、そして、自然系断熱材と比べると、環境負荷大の欠点はあるものの、価格的に安価で外断熱工法にも向いている点などから、プラスチック系断熱材のウレタンフォームが使用されていると思われます。

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断熱材だけではありませんが、材料の選定1つ1つにも住まいの良し悪しは大きく係わっているので、お住まいをご検討される場合には十分ご注意ください。

それでは、次回は「無印良品の家」は何故、外断熱工法を採用しているのか?(断熱についてパート3)をお伝えしたいと思います。

2008/09/30 

こんにちは。岡山店の山本です。
今回は無印良品の家はなぜ外断熱工法を採用しているのか?
そのことについて考えたいと思います。

まず、断熱の工法として現在建築業界で採用されるものとしては、外断熱工法と内断熱工法。
外張り断熱工法と軸間(充填)断熱工法などがあります。
一般的には、鉄筋コンクリート構造のように構造体そのものの熱容量(熱を蓄える量)が大きい場合は…
外断熱、内断熱と呼び、木造や鉄骨造など構造体そのものの熱容量が小さく、内側からの断熱材を柱や梁の間に充填する場合は…外張り断熱、軸間(充填)断熱と呼んでいます。
無印良品の家の場合は、構造は木造ですから、本当は「外張り断熱」の呼び方がより正確だと思いますが、ややっこしいので私は「外断熱」としています。

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外断熱や外張り断熱の利点として、

1. 構造材が外(外気)に面して無いため熱橋(熱が通りぬける場所)にならない。
2. 断熱材を外から包み込む工法なので断熱欠損(隙間)が起き難い。
3. 気密性能も高くしやすいため、断熱性のみならず遮音性もアップする。
4. 外気の寒暖の影響を受けにくいので、室内の温度変動が少なく(温度のバリアフリー)快適環境に保ちやすい。
5. 室内の温度変動が少ない住まいは、より自由な間取りが可能になる。(一室空間やリビング階段、吹き抜けなど)
6. 冬季でも、室内の空気は外気の影響を受けた材料に接することが無いため、結露が起こらず、ダニ・カビなどが発生しにくいため健康被害も起こり難い。
7. 温度の上下動による躯体の膨張収縮が起こり難く、壁体内結露により構造材が腐朽することも無いため、耐久性が損なわれない。
8. 壁の中は基本は空洞なので、壁体内通気が可能で木材の調湿作用を十分に利用することが出来る。また、配管・配線の自由度も高い。
などが挙げられます。

しかし実は、内(軸間、充填)断熱工法であっても、確かな知識としっかりとした施工技術があれば、(コストUPも少々)上記利点のかなりの範囲(1〜6)は同等の性能を確保することも出来ます。
もちろん外断熱や外張り断熱にも下記のような欠点はあります。

・コストがかかる。
・断熱の厚みに制限がある。
・重い外装材は取り付けが困難。
など、今後の課題もいくつかあり外断熱が絶対良いとは言えません。

しかし、無印良品の家が外断熱を採用しているのは、上記の利点の内2項目(5,7)が大きな理由だと思います。
それは、無印良品の家のコンセプトにもありますように、耐久性と可変性の確保のためであり、特に項目7番の耐久性の保持の効果は、外気に材料を触れさせない外断熱だからこそ可能なことなのです。

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以上のことから、無印良品の家が掲げたコンセプト「永く使える、変えられる」は、ただ単なる宣伝文句ではなく、無印良品の家を皆様にご提供させて頂き、お住まい頂くことにより必ず実感して頂くことが出来るのです。
もちろん、モデルルームでもご体感頂ける点はたくさんありますので、ぜひご来店頂きご確認ください。お待ちしております。