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断熱について パート5

2008/10/28 

こんにちは、岡山の山本です。
今回は断熱と快適性の関係について考えてみたいと思います。

まず快適性には良し悪しを左右する要素として、「体感温度」「音」「匂い」「明るさ」「振動」「色、形」等々いろいろあります。
その中でも、季節によって気温差のある日本では、「体感温度」は最も重要な要素です。
人によってのバラつきはあるとは思いますが、あるアンケート結果によると、「体感温度」(暑さ寒さ)に関して、快適性に大いに関係すると回答された方が全体の30%以上(男性の約28%、女性の約35%)あり、要素の中ではトップでした。

「体感温度」は
・気温=空気の温度
・湿度=空気中の水蒸気の量
・輻射=周りの物(壁、天井、床など)から電磁波によって伝わる熱
・気流=風
によって変化します。

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この中で最も断熱性と関係が深いのが輻射です。
輻射とは、(放射とも言います)2つの物体に温度差があった場合、お互いが電磁波を出し合い、ともに吸収することにより熱を運ぶ作用のことで、地球が太陽から熱を得ているのは輻射の1例です。

建物の断熱性が悪いと建物外周部を中心に構造材や内装材が外気に影響された温度になってしまい輻射を発生させる元になってしまい、夏や冬など室内と屋外の温度差がある季節には快適な住まいになりません。
以上より、断熱性に優れた住まいとは、輻射熱の影響の無い住まいだと言ってもいいくらいです。
ちなみに輻射の影響は気温とほぼ同等とされ、体感温度=気温+輻射÷2となります。

例として
・室内の気温26℃、輻射熱10℃の場合体感温度は18℃
・室内の気温26℃、輻射熱34℃の場合体感温度は30℃
となり、いかに室内の気温が同じでも輻射の影響で体感温度は全く異なってしまいます。
断熱性能が悪い住まいは、いくら冷暖房をフルに活用しても、効果は輻射熱の影響で激減してしまうのです。

次に湿度については、断熱に直接影響はされませんが、体感温度には重要な要素なので少しお伝えします。
空気中の水蒸気は熱(潜熱)を含んでいます。
そのため、一般的には湿度が高ければ体感温度は高く、湿度が低ければ同じように体感温度は低く感じます。
日本の夏は気温以上に暑く感じるのはこのためです。
また、ダニ・カビは空気中の水蒸気量が多い方が活発化し、湿度60%以上で発生・増殖し建物の耐久性を損ない、健康被害をもたらします。

しかし湿度が低すぎても、ウイルスなどは低温低湿を好み活動が活発化して風邪を流行らせます。
また、静電気が発生しやすい欠点もあるので、湿度は適切に調節するのが重要です。
そのような面からも、高気密高断熱住宅(無印良品の家)に於いて使用する冷暖房器具や調理器具は、余分な水蒸気を発生させてしまうような器具の使用はお勧めできません。

冷暖房器具では、エアコンやオイルヒーター、床暖房など、調理器具ではIHクッキングヒーターやハロゲンヒーターなど、いずれも水蒸気や燃焼ガスの発生が少ない器具のご使用をお勧めします。

ちなみに、最も快適で過ごしやすい湿度は45%〜60%と言われています。
一般的に夏は湿度が60%以上だと快適さは感じません。
また、冬だと30%以上あると暖かく感じやすいので、お部屋には気温と同じように湿度も把握できるように温湿度計の設置をお勧めします。

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最後に気流(風)についてですが、気流があれば涼しく感じます。
風速1mで体感温度は1℃下がるそうです。

しかし、気流があって快適なのは夏を中心とした暑い時期です。
逆に冬は気流が無い方が寒さを増長させません。
住まいの断熱性が悪いと1年中室内に気流が発生しています。
これは温度差によって、空気が移動するからです。

一方、断熱性が良い住まいは、家の隅々まで温度差が無いので気流はほとんど発生しません。
その代り気流がほしい時期には、気流を起こしてやればよいのです。(シーリングファン、扇風機、うちわなど)
最も、気流が無くても十分に高気密高断熱住宅(無印良品の家)は快適なのですが…

これから寒い冬が近づいてきますが、輻射熱の影響の少なく快適な無印良品の家を、ぜひ展示場へご来店頂きご体感下さい。
お待ちしています!