陶器などを再利用した「窯垣」
2008/05/13
無印良品の家 静岡店 萩原です。
あっという間のGW、皆様どのように過ごされたでしょうか?
私は家族と一緒に、愛知県の瀬戸へ行き、赤津焼を見てきました。
その中でも「窯垣の小道」が非常にきれいで、とても印象深く残っています。
安土・桃山時代から陶器を作っている瀬戸では、割れてしまった陶器や、使用できなくなった陶器などを再利用した、「窯垣」というものがあります。
使用できなくなった陶器を積み上げて、土が流れるのを防ぐための、言わば土止めです。最も古い窯垣は、江戸時代のものということでした。
思いなおしてみると、現代の日本では様々な物の寿命が短く、自分の身の回りを見渡してみても窯垣のように、自分が産まれる前からずっと使われているようなものはほとんどありません。
住宅も同様に、日本の住宅の寿命は約26年と言われています。
アメリカでは約45年、イギリスでは約80年と言われているため、従来の日本の住宅は短命ということがわかります。
今までの住宅は、壁が多く、建てた後に間取りを変えることは構造上難しいことでした。
そのため個室などが将来活かすことができずに、建替えが必要な住宅が多くありました。
しかし無印良品の家は「永く住まう、変えられる」をテーマに家づくりを考え、必要な時に、必要な壁を作る、あるいは取外すことができ、家族構成や住み手が変わっていく中でも、有効的にスペースを造りかえることが可能な住宅です。
窯垣や、海外の古い住宅など、今まで人々の生活の中で自然に行われてきた、物を大切にするという事にもう一つ、可変性を取り入れることにより、より快適でより自由な暮らしを手に入れることができるのではないのでしょうか。
